寺子屋からのおたよりです。



   
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プロフィール

terakoya1983

Author:terakoya1983
世田谷で学習塾寺子屋を1983年から運営しています。
2012年4月から長野県佐久穂町と世田谷区の往復生活が始まりました。大自然から受けとる事も含めてお伝えできたらと思っています。
世田谷教室 月曜日から金曜日
佐久穂教室 月曜、金曜、土曜日
連絡先
mail unltd@dream.jp
twitter http://twitter.com/#!/terakoya1983
facebook https://www.facebook.com/idumi.iwaoka
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カツの日に

   
今年のカツの日第一弾がやってきました。

来週から私立高校の推薦日程が始まります。

そして中学受験、私立高校一般受験、都立受験と続きます。

受験生がここまでの日を迎えるまでには

これがまた寺子屋の特徴なのでしょうが

たくさんのドラマがあり

涙があり

笑いがあり

終わるまでは気を抜いてはいけないのですが

一人一人の成長を考えるとほっこりしてしまいます。

昨日もお一人とってもこだわりの強いお子さんがいらして

「僕キャベツが苦手なのでカツだけでいいです。」と。

ソースをかけたカツをぽんと彼の前に置きました。

そうしたら

「ご飯はないんですか?」

「ソースも苦手なんです。」と小声。

「そうかあ。ご飯ない! ソース!ごめん!かけちゃったよ。」

そこでどうするかな?と見ていたら

食べたんですよね。そしてとってもいい笑顔をしてくれました。

お母様がこのことをとても喜んでくださいました。

長い長い付き合いの彼との間に培ってきたもの。

彼自身がとっても苦労してきたこと私たちはよく知っています。

入試という大きな出来事が彼の中でどれほどプレッシャーとなっているか

私たちには想像もできません。

それでも何とかこの山を乗り越えて欲しい。

一人一人の中にある核の部分にエールを送りながら

一生に一度の日に向かって最後まで頑張ってくださいね。




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そのときに知ること

   
今日は佐久地区の人権作文の表彰式でした。

次女が賞をいただいたので一緒にわたしも式に参加させていただきました。

次女の自分の姉について書いた「障害者の生きる権利」

もはっとさせられましたが

他の受賞者の中に自分のいじめられた体験を発表している生徒さんが

いて、涙を押さえることができませんでした。

一年前の今頃、次女にもつらいいじめが起こりました。

やった子は今でもわかりません。

学校や町の教育委員会の対応も私たちの疲れきり、えぐられたような神経に

さらに刃を突き刺す様なものでした。

このときいやというほど

「いじめられた」または集団の中で「特別な目にあう」

ということがこんなにも日常をこわしていくものだということを知りました。

わたしは仕事柄たくさんの方の話を聞き

そしてその方たちにできるだけのことをしてきたつもりでした。

親友のお子さんがいじめられたときも自分のできることをしてきた

つもりでした。

でもそれでは足りなかったことをいやというほど知る事になりました。

今日発表したお嬢さんの文章の中にも

「必ずあなたのまわりにもさびしく孤独に悩んでいる人がいます」

というくだりがありました。

そうなんです。

特別なことではないのです。

授賞式の帰り道

娘と「私たちは体験したから次はわかるね。」

と話しました。

これまで以上に「おせっかい」を発揮しようと思います。

娘はその子の発表を聞いていて

「情熱をもらった」と表現していました。

そう、その人の中にある情熱に灯をつける

そんな寄り添い方をわたしもしていこう。そんな気持ちになれた一日でした。



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キャンプの感想をいただきました。

   
 kさんとTさんからキャンプの感想をいただきました。  

◆kさんから

いつも寺子屋のみなさんにはお世話になっております。夏休みのキャンプでも大変お世話になりました。

ふと最近気づいたことがあるのでお話させていただこうと思います。

小学4年生の娘kは小さなころから自分をしっかり持っていて、じっくり自分のペースでやりたいタイプ。小学校までは幼

稚園にも保育園にも行かず、多摩川のほとりで雨の日も風の日も外でのびのびとあそんで過ごしていました。

小学校への入学後すぐに下の娘が生まれたこともあり、今までのように思いっきり自由に過ごす時間も少なくなり、また学

校の次から次とやらされる感じに疲れていました。

4年生になってもそのムードがあり、だんだん自分に自信が持てなく、学校から帰ると自分を取り戻す時間が必要になり、

横になってじっとしていることが多くなりました。

そんな中寺子屋に出会い、今年の6月から通わせていただくことになりました。

夏のキャンプにはk自ら行きたいと言ったので参加することに。キャンプ中、引率のさきさんやいづみ先生から届いた

写真には、kの今の瞬間を生きる、みているだけでこちらまでエネルギーが満ちてくるような笑顔がありました。こんな笑

顔をみるのは本当に久しぶり。

さきさんからもkの様子がとても楽しそうで見ていてとても嬉しい気持ちでいっぱいでしたと。あたたかいメッセージ

をいただきました。

あっという間に長い夏休みも終わり、二学期もだいぶ過ぎた今日この頃、そういえばあのキャンプから、kは自信を取り戻

し、なんだか毎日が楽しそう、そう気がつきました。

もしかしたら寺子屋のキャンプだけが要因ではないかも知れませんが、きっかけになっているように思います。最近では帰

宅後お友達とあそびに行くようになり、宿題にもスッと気持ちが向くようになりました。

寺子屋はありのままの姿を受け入れ認めてくれるところ。

ことばだけではなく、ひとやものごとに対しての姿勢や成長の過程をあたたかな目で見守っていてくれることや信じるチカ

ラなど。その気づきや学びは通っているこどもだけでなく、大人もきっと。

kもそれを感じ、自ら成長したいと思う気持ちになったのではないか、母親の直感?でそう感じました。寺子屋を通じて親

も子もみな育っていく、自分がより自分らしくなる、その中で出来ることをお返しさせていただく。そんな地域社会のつな

がりに強い希望を感じました。

◆ Tさんから

今年の夏はYにとっても私にとっても特別な夏になりました。東京に戻ってからのYはたくさんの変化をしていました。ま

ずとても素直に自分を表現するようになりました。思ったこと感じたことがスラスラと言葉になって出てきます。高校生と

しての自覚が芽生え、身の回りのことを自主的にやるようになりました。もちろん今までもできていなかったわけではない

けれど一つ一つの行動の中の意思というか自信のようなものが感じられて、何か大人っぽくなったような気がします。長野

に引っ越したいと言ったのは本当で、本人は真剣に考えています。「岩岡家の方々は僕をちゃんと大人として扱ってくれて

それがとても嬉しかった。」「農業のやり方の説明がとてもわかりやすくてもっともっと教えてもらいたいと思った。」

「自分はこれまでたくさんの人に助けてもらったからこれからは人を助ける方にまわりたい。」今まで聞いたことのないよ

うな言葉で長野の感想を語ってくれました。たった3日間離れていただけなのにこんなにも大きく成長して帰ってくるとは

思いませんでした。人生でも一番多感なこの時期に行かせていただいて本当にありがたかったと感謝の気持ちいっぱいで

す。
* *******************************************

この感想を読ませていただいてたくさんの力をスタッフ全員がいただきました。教室の中だけでは見ることのできない身体

全体から湧き出る子供達の素晴らしいエネルギーをキャンプでは感じることができます。自然の力の素晴らしさでしょう

か。その人の可能性を様々な角度から見ることの必要性も感じます。来年に向けてまた動き出そうと改めて思えました。感

想をお寄せいただいてKさん、 Tさんありがとうございました。
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ご縁、繋がり、広がり

   
25年前の卒業生、藤原青児さんによってこの度寺子屋のホームページが

リニューアルされました。

terakoya-school.net

これを機に 藤原さんから寺子屋の思い出とメッセージを書いていただきました。

素敵な文章をありがとうございました。


「ご縁、繋がり、広がり」              藤原青児

今から25、6年前わたしがまだ中学生だった頃、すでに通っていた友人に誘われ寺子屋に入ったのが切っ掛けで、

いづみ先生と出会いました。

当時の寺子屋は、講師が友人のお兄さんだったり、同級生もあとからどんどん入ってきたりで、

学習塾なのになんだか友人の家に遊びにきているような、妙な居心地の良さがあったのをよく覚えています。

そのせいか、ある日は授業が終わっても教室に残ってみんなで遊び、ある日はふざけすぎて先生を本気で怒らせ、

またある日は自習するつもりが居眠りで終わるなど…。

いま考えると全くふざけた生徒でした。

中学卒業と同時に寺子屋も卒業。

いづみ先生とお会いする機会もなくなったのですが、それからずいぶん経った昨年の春、

ある出来事が切っ掛けで再会することになりました。

それはいづみ先生もよく知る、わたしの幼なじみが他界したことでした。

その後、すこし落ち着いたらぜひ集まろうということになり、共通の友人も交えて故人との想い出を話しながら、

あれからお互いにどんな生活をしてきたかなんて話題で盛り上がりました。

いづみ先生が長野と世田谷の往復生活をしていること、自分はグラフィックデザイン方面に進んだこと、

他にも床屋を経営していたり子供服のデザイナーだったり…。

みんなそれぞれでした。

それからしばらくして、先生からデザインのご依頼を頂きお話を伺いました。

あまり知らなかった寺子屋や佐久穂教室の成り立ちやコンセプト、無農薬の野菜作り、新しく始める宿泊イベントや子ども

食堂のことなど、素敵な活動の数々に喜んでお受けしました。

いづみ先生の周辺を見ていると、

うまれる切っ掛けは様々ですが強いご縁というのは何年経っても消えないものなのだなと感じます。

そして自分もそこからまた繋がりが広がり、大きな輪になって新たなご縁がうまれたら良いなと思っています。

というか、その輪はすでに広がりつつもあります。かつてお世話になった恩師に20年以上も経って再会し、

現在の自分が小さいながらも持っている「デザイン」というスキルで、

微力でもお手伝いができるという悦びを感じつつ、懲りずに何度も怒られていた自分を思い出しては猛省しています。

いづみ先生、あのときはすいませんでした。
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孤立とつながり

   
「生活困窮者支援事業」という取り組みに

昨年春から寺子屋もかかわらせていただいています。

この言葉からすぐ「経済的困窮」が連想されることが多いと思いますが

今やこの国で子育てしている多くの保護者たちが、そして

子どもたち自身が

この「困窮」に直面していると思います。

「困窮」とはつながりをたたれた「孤立」なのです。

「人がつながりを断たれて孤立を感じるとき

いい知れぬ絶望と悲しさに直面することになる。」

我が家にも去年そんな事態が起こりました。

くわしくは書きませんが

中学で娘に起きたある出来事を通して

「孤立」という感覚を突きつけられたまま

数ヶ月過ごしました。

組織の中で起きた事と個人の中で起きる事。

その過程で当事者たちの心の中にこみ上げる

さまざまな感情、思い。

その気持ちを誰とどうつながり納めていけばよいのか。

そんなことをずっと問いながら一年近く過ごしてきました。

たくさんの方たちが近くから遠くから我が家に起きた

出来事を見守り、励ましてくださいました。

でも残念ですが、組織の中からの自浄作用は今日まで

見る事はできていません。


寺子屋で行われている支援事業にかかわる

多くのボランティアさん達。

学生さん、大学の先生、公務員、デザイナー

介護士、教員、主婦、会社員

多くの立場でかかわってくださっています。

ひとりひとりの子ども達の報告を毎回グループラインで共有して

いただいています。

子どもさんは今どんな状態なのか

どんな支援が必要で自分たちにできるのか

そのことでその子どもがどう変わっていけるのか

いっているのか。

そのことで親御さんはどう感じるのか。

そんな小さな取り組みが今、民間と行政の協力で

静かに広がっていっています。

見えない所で起きている静かな広がりこそ

いつも尊く、愛おしいと思います。

そのことが表面に出て来るときは確かなものとして表れると

思います。

その日を信じてまた進んで行こうと思います。

「孤立」から「つながり」へ。進みましょう。















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