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寺子屋からのおたよりです。



   
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プロフィール

terakoya1983

Author:terakoya1983
世田谷で学習塾寺子屋を1983年から運営しています。
2012年4月から長野県佐久穂町と世田谷区の往復生活が始まりました。大自然から受けとる事も含めてお伝えできたらと思っています。
世田谷教室 月曜日から金曜日
佐久穂教室 月曜、金曜、土曜日
連絡先
mail unltd@dream.jp
twitter http://twitter.com/#!/terakoya1983
facebook https://www.facebook.com/idumi.iwaoka
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みんなの気持ち

   
Aくんは野球少年。

プロになりたい夢があります。

週のほとんどをクラブチームに通っているため

学校から帰ってきてそのまま毎日週の2日以外は

電車に乗ってクラブチームへ。

中学生になってからその生活をずっと続けています。

そして1年ほど前からその休みの日には

寺子屋に通うようになりました。

寺子屋にはスポーツをやりながらその練習のすきをぬって

通ってくる生徒さんもたくさんいます。

なるべくその生徒さんに対応するように

そのスケジュールを組むようにしています。

以前新体操をやっていたお嬢さんは

国体クラスだったので勉強は本当に

夜10時からしかくむことはできず

それでもそのお嬢さんはやり抜きました。

練習で疲れていて、スポーツ推薦で高校に入れることが決まっていると

どうしても勉強は二の次、三の次になるのは当然です。

でもそこは保護者も私たちも気持ちは同じ。

高校にたとえスポーツ推薦で入ったとしても

そのあと大学に行ったり、同じスポーツを続けない場合

最低の基礎学力は必要です。

そのことを精一杯の生活をしている中学生に

わかってほしくてもそれはあとにならないとなかなかわかりません。

夏休みが終わるころ

Aくんは今までのなんとかつないでいた勉強への気持ちがとぎれました。

「もう一人でやりたい。なにもしたくない。」

お母さんからメールがきました。

今までも何度も何度もお母さんとはやりとりしてきたので

お母さんの気持ちはわかっています。

「Aくんと話したいと思います。」

とお答えして

Aくんとお母さんと3人で話しました。

この話し合いの前に

やはりスポーツでがんばっているお兄さんからAくんに

アドバイスをしてもらったとのこと。

家族の団結に心打たれます。

そしてお母さんの必死の説得。

わたしもこういうときは

がんとした態度でその子に決断してもらいます。

Aくんは「やります。」

としばらく考えてから言いました。

「お母さんの愛ですね。」とお母さんとハグしちゃいました。

そういう瞬間てほんとにぐっときます。

みんな真剣勝負です。

それからのAくんの表情はほんとうにひとつ乗り越えた顔です。

先日、やはり同じ状況の野球少年のBくんをひとしきり

たしなめたあと

帰りぎわのAくんに

「今度あなたからも頼むね。Bくんの気もちわかるでしょ?

そしてあなただから言えることあるよね。それ頼むね。」

と言うと

Aくんは「わかります。むずかしいけど。兄ちゃんも

もっとやっとけって言ってます。」

と。

その目はとってもいい目でした。

一山一山超えながら大事な中学生生活は過ぎていきます。

親の気持ち、子どもの気持ち。

わたしはもう親の気持ちに近くなってしまうことが多いから

子どもの気持ちは若いスタッフに意見聞きながら

やらなければね。






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