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寺子屋日記

寺子屋からのおたよりです。

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2011-04-06 (Wed) 13:20

あのときがあるから

寺子屋サロンに来てくださっている

卒業生のお母様が寺子屋だよりに

文を書いてくださいました。

私が「愛する人に」というテーマにさせていただいたのですが

「あのときがあるから」というテーマもぴったりです。

文章をお願いしたのは、震災前だったのですが

本当に今必要なメッセージだと思います。

ありがとうございます。

その方にしかかけない言葉をいただきました。



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愛する人に



一見落ち着いて見えるらしいが、自分は実は心配性で、ためらってばかりで、失敗することを恐れるタイプだった。
思春期の娘2人、それぞれに立ち止まっていたときがあった。

どうしてよいかわからないとき、もうだめかもと思うとき、何故か不思議なはからいで事態が動いたりした。
この子を何とかしようと右往左往、私が心配することでこの子が元気になるなら、いくらでも心配しようと思い詰めたけれど、それで良くなったことは一つもない、と気づかされた。

そういえば、すがる思いで誰かのブログや本の中に答えを探そうとした頃もあった。
心ある友人や先生方にも助けられた。
いつのまにか、何もできないときは、そのままでいい、と思うようになった。
なるようになる、というか、なるようにしかならない、というか、すべて起こるべきことが起こっているというかんじ。それに対処していけばいい。
「すべてはよきことのために」という言葉もある。
親がどんなに良かれと思っても、結局その子その子の手持ちのコマでやっていくしかないのだ。それを十分に生かすことで、その子らしい道が開けるのだろう。
大人が不安を手放せば、大人もこどもも自由になれるように思う。
今はこどもたちそれぞれに自分の道を歩き出している。

自分の好きな事で周りに認めてもらえたり、それは大変ありがたく喜ばしいことなのだが、ほんとうは、自分でもどうにもならない闇の中に取り残され、じっと耐えていたときこそ尊い、と思う。
あの時があるから、いまがあるのだと思う。
家は、こどもにとって安心して悩んだり、一人になったり、時には甘えたりあばれたりできる場所であれば、あとは何も指示しなくてもいいのかもしれない。
明日から計画停電という発表があった晩、長女が冷蔵庫の扉に「停電中・開けないでください」
という張り紙をした。翌日、次女がその下に、「一日も早く地震がおさまりますように」「私と私の愛する人が、あなたとあなたの愛する人がどうか守られますように」と書き加えていた。


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最終更新日 : -0001-11-30

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