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寺子屋日記

寺子屋からのおたよりです。

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2008-04-28 (Mon) 09:49

塩さえあれば

土曜日に見た映画はダム建設により

水没していく村に生きるひとたちのドキュメントだった。

村が沈むとわかってもなお村に残り

最後まで生活している人たちの様子を

15年にわたって記録したものだった。


「塩さえあれば家族の腹をいっぱいにすることができる。」

という言葉通り

家にはさまざまな漬け物、塩づけされたものが

納戸に保存されていた。

大家族でなくなった今もそれを守り

一日の糧として山に向かって

歩く姿は親戚のおばさんの姿を彷彿させた。

私の父の義姉も日本で一番老人世帯が多い

といわれている群馬県南牧村でまだなお山の頂上で

生活している。

小豆、いんげん、なす、きゅうり、白菜等の野菜を

わずかな段々畑に作っている。

今では冗談ではなく

しか、いのしし、さる、もぐら、さまざまな動物たちが

食物を求めておりてくるので

おばの作る野菜たちは作っても作っても被害にあっている。

わたしたちはおばのことを「仙人みたい」と呼んでいる。

山のてっぺんにたつ何百年も続く家を守るがごとく

動物たちがせまってきても

「今日は鹿を10頭見たよ!」

と豪快にわらってのける。

そして野菜を作ってはまた送ってくれる。

塩さえあれば。

これが日本人の根元なんだろうな。

私もぬか漬けはだいじにしようっと。

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最終更新日 : -0001-11-30

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