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寺子屋日記

寺子屋からのおたよりです。

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2021-02-04 (Thu) 08:25

朝のルーティン

うちの長女には障害がある。

生まれた時に目を開かなかった。

ハイハイは3歳の時。

歩けたのは7歳になる頃。

何回も入退院を繰り返し

何度も死にかけた。

大袈裟ではなくほんとうに。

口は開かず一番小さなティースプーンを買ってきて

わずかにあいた口に少しずつ食べ物を流し込んだ。

そんな彼女もある一人の

アーユルベーダで気を入れてくださる

治療師の女性に出会ってから

信じられないくらい

生命力がアップしていった。

その治療は母である私もセットだった。

師曰く

「母親のあなたの健康状態がよくならなければ

この子は元気になりません。」

「いいじゃないですか。ニコニコ笑っている

可愛い女の子がうちにいてくれたら」

その言葉通りに私も風邪も引かない身体をいただき

娘はどこに行ってもニコニコ、いやゲラゲラ笑っている

明るいパワフルな娘に成長してくれた。

ただ毎朝ここのところとてつもない頑固さで

私をてこずらせる。

彼女は毎日とにかく絵を描いていたい。

休日は朝から夕方暗くなるまで

自分の絵の場所から離れず描き続けている。

だから朝家から出たくないのだろう。

でもそういうわけにもいかず彼女は毎日

送迎のバスにのり上北沢にある施設に通う。

そのバス停までの道のりが苦難の道である。

家の前のバス停に待っている人たちの行列の脇を

叫びながら歩く娘を引っ張って通って行く。

石のように動こうとしない時は引っ張ったり押したり

「温泉行こうね」

「パスタ食べようね」

「みんなでね」

などと彼女の大好きなジェスチャーをしながら

歩いて行く。たった数分の場所までが

遥かに遠く感じる。

今朝もその光景を見たご近所の方が

「わかりますよう〜

とっても頑固そう。うん意思が強そう。」

へ〜そんななんだ。

じゃあ仕方ないなあ。私も頑固だから親子で

似たのね。と納得。笑

こんな儀式が朝ありの

1日の私の始まり。

やってられないと思うこともあるけれど

ホッと座った時に

なんだかホワ〜っと来るのはなぜだろう。

あの子が私にくれている何かなのだと思う。

ここまでの道のりなのだと思う。

彼女は32歳。

彼女の必死の命にありがとう。

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最終更新日 : 2021-02-04

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