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terakoya1983

Author:terakoya1983
世田谷で学習塾寺子屋を1983年から運営しています。
2012年4月から長野県佐久穂町と世田谷区の往復生活が始まりました。大自然から受けとる事も含めてお伝えできたらと思っています。
世田谷教室 月曜日から金曜日
佐久穂教室 木曜日 その他オンライン
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寺子屋日記
寺子屋からのおたよりです。
寺子屋デビュー
Aくんと初めて会ったのはAくんが小学4年の時。

私はAくんのお家に訪問させてもらって少し彼とお話ししました。

その時は「やはりまだ勉強する気になれません。」というお返事でした。

Aくんは人と話すのが苦手でその頃から学校に行っていませんでした。

それから数年が過ぎて次にAくんが寺子屋に来てくれたのは

Aくんが高校1年の終わりの頃でした。

チャレンジスクールに通い出してバイトをしていて

色々と頑張っていたのだけれど

バイト先でのトラブルでどうにも自信を無くし

今はお家の方以外とは接触のない生活になっているとのことでした。

Aくんはその生活をなんとかしなければならない

と自分で思って寺子屋にお母さんと来てくれたのですが

それでも彼の表情は硬く、人と目を合わせるのも辛そうで

息をするのもやっとという苦しさが私たちにも伝わって来ました。

「まずは人と会う練習をしましょう」と

毎週日曜日に寺子屋に来て彼の好きなゲームの話をして帰る

ということを始めることにしました。

スタッフのNくんはそんなAくんにただただ寄り添ってくれました。

Nくん自身も中学校の頃から自分の道を見つけることに

苦労していましたのでAくんに特に何をいう訳でもなく

その日曜日の授業を何年も続けていきました。

Aくんはたまに教室の中で誰かにすれ違っても

辛そうで、ましてや誰か他の人が教室にいる時は

そこに入ることは決してしませんでした。

そんな時間が過ぎていきAくんは毎週寺子屋に通って来ました。

お母さんとは半年に1回ほどお会いしましたが

何を話したらいいのか、どう言葉をかけたらいいのか

わからない時もありました。

昨年の春、Aくんが動きました。

社会福祉協議会が行なっている事業に

週に一度通い始めたのです。

そして少しずつAくんの口からNくんに

将来のことを語られ始めました。

「いつかはバイトをしたい。」

それを聞いて私は

「寺子屋で丸つけやってみたらどうかな?」

「喋らなくていいから」

半年ぐらい立ってNくんから

「 Aくんがやってみたいって言っています」とメールをもらいました。

私はAくんと会って話しました。

以前なら私と二人だけの話は緊張で厳しかったのに

Aくんはスッキリした表情で

私の前に座りました。そして発声がなかなかうまく行かなかったりすると

きちんと言い直して声をしっかり出そうとしました。

私は彼の前に進みたい、進む決意をしっかり受け止めました。

寺子屋初日。彼は支援高校の生徒さんの丸つけと

自然とスーッと彼の前に座った中3の女の子の丸つけを

ちょっと苦しさもみせながら1時間半見事にやり遂げました。

帰りがけに「来週はどう?」

と聞くと

「来たいと思います。」という返事。

Aくん、寺子屋デビューおめでとうございます。

これはあなたの尊い一歩です。

そしてこれからまだその尊い一歩は繋がって行くのです。

この話を聞いた子育て現在進行中の保護者の方の何人かは

我が事のように喜ばれ、涙を流していらっしゃいました。

我が子の命を生み出し、預かり、育むことはなんて

深く、尊いものなんでしょう。そしてなんて苦しく、切ないものなのでしょう。

両方を味わいながらまた私もやっていこうと思います。






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寺子屋スタッフリレーエッセー 第3回

スタッフリレーエッセー3人目は稲山瑞季さんです。みづき先生は寺子屋の卒業生で今年大学4年生。スタッフとしては今年が最後の年になります。
中学3年の時は猛勉強して寺子屋の本棚にある社会科の問題集を全部制覇していました。
「ここで救えなかったらどこに行っても救ってあげられない子の為に」という心を持って生徒さんに向き合ってくれています。
社会に出てからの活躍がとても楽しみです。


                                      一般社団法人寺子屋いづみ
                                      稲山瑞季


新学年が始まり早二か月が経ちました。最近は暑い日が続き、夏が始まったなあと感じています。体調管理には充分注意して、水分補給も細目にしてください。
中高生の皆さんは中間考査に続き運動会が終わって、皆さんほっとしていることでしょう。
私自身振り返ると運動会練習や部活で疲れている皆さんを見て、少し休ませてあげたいなと思いつつ心を鬼にして指導していたと思います。
今月は期末考査がありますね。提出物は早めに取り組んで、100%の力が発揮できるようにしっかりテストに備えてください!

私事ですが、寺子屋スタッフとして指導し始めて今年で四年目になりました。
大学で部活やサークルには入らず、ほぼ毎日寺子屋に来ているので、生徒さんから「いつもいますねー!」と言われることもあります。
「○○くん(ちゃん)も毎日いるじゃない」「あ、そうか(笑)」なんて和む時や、生徒さんがお話ししている時の笑顔はキラキラしていて明日も頑張ろうと思わせてくれる私の元気の源のひとつになっています。

そのお話しの中には学校、友達、習い事、家族のこと様々です。生徒さんと会話があることで、指導する時もより親身になって接することができていると今までの三年間を通して感じます。「先生―、今日学校で~」「先生、―今度の子ども食堂で~」と本当にたくさん話してくれます。学習後に、最近行った場所をおすすめしてくれる子もいます。今日は何を話してくれるのかなとわくわくしています。

また、相談にのっている時は、悩み事や愚痴はこれでもかというくらい出てきます。私が生徒さんの年齢だった時にこんなに悩んだり、愚痴を言ってたかな?と思うこともしばしばです。それは年頃ならではなのか、現代ならではかもしれません。私も過去に持っていた同じ悩みでもアドバイスをして解決するとは限らない。時代が変わるとともに子どもの環境、関わりが変化しているなぁとひしひし感じます。そして子どもたちの置かれている状況が会話の中からよく見えてきます。話しやすい環境、信頼はどうやったらいいんだろうと考えたこともありました。

私の結論は、ありのままで接すること。
子どもたちは大人をよく見てます。少しの変化もすぐ気づきます。真正面からぶつからなければ信頼なんて築けない。いくらこちらから手を差し伸べても繋いでくれなきゃ意味ないですもんね。大切なお子さんをお預かりしているからこそ真正面からぶつかりたいと思っています。学習時間が一時間、一時間半でもかけがえのない時間。保護者の方々からみたら私は若輩者ですが、これからもみづき先生らしく指導、サポートしていきます。

最後に!!!生徒さん!!!
子どもが大人をよく見ているように、先生たちも皆さんのことをよく見ています。何か隠していてもばれます。表情でもばれます。宿題やってこなかったこともばれます。元気ないな~疲れているな~と見えることもあります。皆さんそれぞれ遊びに部活に勉強に、やることはたくさんありますがメリハリをつけて生活してほしいなと思います。


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