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プロフィール |
Author:terakoya1983
世田谷で学習塾寺子屋を1983年から運営しています。 2012年4月から長野県佐久穂町と世田谷区の往復生活が始まりました。大自然から受けとる事も含めてお伝えできたらと思っています。 世田谷教室 月曜日から金曜日 佐久穂教室 木曜日 その他オンライン 連絡先 mail unltd@dream.jp twitter http://twitter.com/#!/terakoya1983 facebook https://www.facebook.com/idumi.iwaoka 寺子屋ホームページ
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寺子屋スタッフリレーエッセー 第2回 |
一般社団法人寺子屋いづみ監事 川口 美保 主に中学生の数学と理科を担当しています川口です。 新年度が始まり、1か月が経ちました。 寺子屋の生徒さんたちも、フレッシュな気持ちで頑張る姿を見せてくれています。 昨年はなかなか思うような結果が出せなかった生徒さんも、何を変えるべきか自分自身で考えて取り組んでいます。新しい生徒さんたちが加わったことで、程よい刺激も加わり、良い雰囲気に包まれています。このモチベーションを維持できるようサポートしていきたいです。 寺子屋で教えるようになって6年になりますが、常に感じてきたことは「数学や理科を教えることよりも、気持ちのサポートが難しい。」ということ。私の息子たちも10年前は中学生でしたが、基本的に「やる、やらないは本人任せ」でした。なので、この仕事を始めたときはかなり戸惑いました。個性豊かな生徒さんたち、勉強に対する姿勢もさまざま。ときには厳しく叱りつけることも必要。それも愛なのだと学びました。 皆さんが夢に向かって少しずつでも前進できるよう、応援していきたいと思います。
数学について少しお話させていただきます。 中学1年生は、これまでの「算数」から「数学」にステップアップします。算数では具体的に数えられるものを扱っていたのが、数学ではマイナスの世界にまでに広がり、数字同士の計算だけでなく、a,b,x,y,などの文字も計算式の中に入ってきます。 数学は積み重ねていく学問。1年生で基礎をしっかり固めて、これからたくさんの知識を重ねられるようにしましょう。 中学2年生では、1年生で習った「方程式」や「比例」を発展させた「連立方程式」や「一次関数」を学びます。「一次関数」でつまずく子が多いので、学校の授業をしっかり聞いて、わからないことは寺子屋でもどんどん質問してください。 中学3年生。今年は人数が多いので、切磋琢磨してみんなで頑張る雰囲気が作れたらと思っています。今学習している「因数分解」は、とにかく問題をたくさん解きましょう。パターンはある程度決まっているので、慣れれば問題を見てすぐに閃くようになります。
私が初めて送り出した生徒さんのうちの二人が、現在、スタッフとして頼もしく活躍しています。そして今春からは、3年前に卒業したNさんも仲間入りしました。このスタッフたちだけでなく、寺子屋の卒業生は皆、しっかりした青年に成長していて、感心させられます。勉強だけでなく、これから社会に出ていく人として必要な力も身に付けてきたからでしょう。この寺子屋DNAをこれからも大切に継いでいきたいと思います。
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よりそい、納得いくまで。 |
よりそい、納得いくまで。 一般社団法人寺子屋いづみ理事 長橋 志穂里 岩岡先生より今回の投稿をお願いされ、語れることが何もなく困惑しております。
そのため、恐縮ですがすこし私の事を綴らせていただきます。
私は中学生と小学生双子の3姉妹の母です。
長女が友人関係で悩み、すべてリセットしたい!自分のことを知らないところで学びたい。
また学級崩壊中でもありましたので中学受験をすることに。小5の夏でした。それから毎日寺子屋へ。
家では塾に帰って来てからの30分、朝学校へ行く前の1時間、週末は私がお付き合いする事に。
岩岡先生と諸先生方のお力をいただきながらの受験生活、最後は私が受験をしたくなったほど一緒に(必死に)勉強しました。 喜怒哀楽をあまり表に出さない彼女が相当溜まっていたのでしょう。
「どうして受験をするの?」「勉強がそんなに大事?」
「ママの言う通りにしてるのにできないじゃん!」「何でそんなに必死になる必要があるの?」
「将来って何?」「学校って行かなきゃいけないの?」等々…時々噴火してました。
問題集やノートも飛んできたこともありましたね。(同じようにしてお返しましたが(笑))
「もう彼女の思う通りにしてあげよう」と心が折れそうになる度に岩岡先生が仰った「受験は親よ!」の喝を思い出しました。
私がブレてはいけないんだと思い直し、それまでは頭ごなしに怒り、
親の勝手な思いを浴びせていたのですが彼女の言い分から違和感を覚えお互いが納得いくまでとことん話し合うことに。
たとえ次の日学校でも夜中になることもありました。
2人で泣きながら話し合った日もありました。そもそも「受験する!」と決めたのは彼女自身なのですから。
決意は貫いて欲しかったのです。
これほど彼女によりそい、向き合ったことはありませんでした。
3姉妹の姉として「できて当たり前」で育ててきました。またその期待に彼女も応えてくれていました。
だからこそお互いが思い通りにいかなくなり歯車が狂い始めたのでしょう。
しかし彼女を「ひとりの人」としてみることで「親が絶対」の私の子育が大きく変わり親子で成長できたいい機会でした。
娘の合格発表の際、路上で叫び、親子で涙を流しながら抱き合いました(すごく迷惑)。
娘とギューっとハグなんて久しぶりでした。本当に嬉しかったです。
そして、ズビズビしながら家族より先に岩岡先生へ連絡したのを覚えています。
寺子屋で子ども達と一緒に勉強をするようになり1年が過ぎました。
現在、様々な子ども達の成長をみさせていただいてます。
わが子含め、子ども達を「ひとりの人」として同じ目線で彼らに接することが大切なのだと感じています。
私たち大人はあくまでも人生の先輩として(かなりの先輩ですが)。
どれだけ伝えても本人が感じないとそれ以上向上しません。
それは上からもの言うのでなく、彼らの声を聞き、目標に向かう同志としてよりそい、語り合うことだと思うのです。
これからも叱咤激励しながらみなさんの夢に向かう一歩のお手伝いができたらと思ってます。
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