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terakoya1983

Author:terakoya1983
世田谷で学習塾寺子屋を1983年から運営しています。
2012年4月から長野県佐久穂町と世田谷区の往復生活が始まりました。大自然から受けとる事も含めてお伝えできたらと思っています。
世田谷教室 月曜日から金曜日
佐久穂教室 木曜日 その他オンライン
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mail unltd@dream.jp
twitter http://twitter.com/#!/terakoya1983
facebook https://www.facebook.com/idumi.iwaoka
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寺子屋日記
寺子屋からのおたよりです。
ねえ、先生
「ねえ、先生。」

Rくんはわたしに呼びかけるとき必ずこう言う。

小学3年生のとき初めて寺子屋にきたRくん。

まんまるな顔ににっこり笑うと八重歯がのぞいてとっても

チャーミングな男の子。

おうちは寺子屋のある深沢から

バスの便はなく

しばらくはお母さんが送っていらしていたが

すぐにお母さんは途中までバス、あとは歩き

の選択をされた。

その決断は本当にすごいし、一人で通塾するのが当たり前

という姿勢がRくんの自立を促し続けたと思う。

何年かたつとRくんは自転車で通えるようになり

雨の日は大きなかっぱを着て塾にくるようになった。

絵が大好きなRくん。最初のうちは2時間の滞在の間

半分以上は絵の時間に。

「今日ぼくはとっても悲しい気持ちなんだ。」

「ねえ先生、なんで人は争うんだろうね。」

Rくんのソプラノボイスに包まれて

詩人のような言葉が彼の口からは紡ぎ出された。

あるときは居眠りして

あるときは集中できず私に怒られ

幸せそうに絵を描いて作品を寺子屋に貼り

来る子全員に手を振り、あいさつし

やさしい空気を教室中にばらまいていってくれた。

Rくんは今年の春から支援学校の高校生になった。

以前からお母さんから

「佐久穂で農業の手伝いをさせたいんです。」と言っていただいていたが

ついに先日実現した。

いつもは教室で漢字と計算を2時間ばっちり勉強するようになったRくん。

彼の教室以外での姿を見るのは初めてだろうか?

夫も私もうなるほど

彼は働いてくれた。

ずっと働いた初日の午後

「ねえ先生、働くって達成感あるんだね。」

とにっこりして言った。

輝く笑顔だった。

2日目も3日目もていねいに野菜の収穫や

肥料まきを全力で手伝ってくれた。

最終日。一日中出荷作業だった。休憩は1時間のみで

朝7時から夕方5時までずっと立ち仕事。

終わったあと

「先生、今日の仕事は終わっていいのかな?」

と言ったあと、二階にあがってバタンキュー。

おつかれさま。ほんとすごいよRくん。

長女を見て

「ひとは普通、大きくなると名誉をほしがったり

欲が出て来るのに、この子はなんて純粋でかわいいんだろうね。」

と。

君の感性には脱帽。そしてその言葉と絵の表現力にも。

「つぎは一週間泊まり込む!」

帰宅後お母さんにそう話してくれたそう。

こちらも首を長くして待ってます。

そして詩と絵を佐久穂の自然を通して紡いでくださいな。

ありがとう。Rくん。




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あるお母さんから息子さんへの手紙
今日、生徒さんのお母様とお話していたら

お母様が息子さんへの手紙を書いてくださいました。



息子へ

とてもおとなしくて授業の邪魔にならない息子

クラスメイトや先生に何を言うわけでなく

じっと教室のすみで一人絵を書き続けていた息子

自分のつらい立場を親に訴えることもできなかった息子

そんな息子を受け入れてくださった寺子屋

勉強をしないで居眠りしたり

絵を描いたりする息子をじっと見守ってくださった

いづみ先生。

息子にとって寺子屋は自分の居場所になっていました。

2時間の間絵も描かず

居眠りもせず自分のやるべきことに集中する息子

小学生の頃の自分のつらかった立場を

訴えられるようになった息子

あなたの成長ぶりにおどろきの連続です。

寺子屋という居場所が

あなたとわたしを成長させてくれたのですね。



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