寺子屋からのおたよりです。



   
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プロフィール

terakoya1983

Author:terakoya1983
世田谷で学習塾寺子屋を1983年から運営しています。
2012年4月から長野県佐久穂町と世田谷区の往復生活が始まりました。大自然から受けとる事も含めてお伝えできたらと思っています。
世田谷教室 月曜日から金曜日
佐久穂教室 月曜、金曜、土曜日
連絡先
mail unltd@dream.jp
twitter http://twitter.com/#!/terakoya1983
facebook https://www.facebook.com/idumi.iwaoka
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キャンプ イン ハナレ 2017

   
前回のブログから3ヶ月もたってしまいました。

今年の夏は特別な夏でした。

佐久穂町という小さな長野県の町に私たち家族が移住して5年。

佐久穂町の寺子屋を始めて4年。

そして寺子屋の拠点となる「ハナレ」ができて2年。

トイレがない「ハナレ」に昨年クラウドファンディングというやり方で

200人近い皆様のお力でトイレをつけることができました。

地元の工務店や板金、電気店、設備屋さん、基礎工事の方達にも大変お世話になりました。

真心をたくさんいただいて

今年の夏はトイレのついたハナレで2回にわたって

子どもたちがたくさんの経験を体験することができました。

改めて本当にありがとうございました。

受験生で、なかなか勉強に意識がシフトできない生徒さん。

最後まで参加してもらうか悩みましたが思い切って

「一緒に3日間頑張ろう!」と。

スタッフのS先生は夜中まで学びの伴走をしてくれました。

1回目の最大のイベントは「浅尾真実さんのフルートコンサート」

私の親友、真実さんのお母さま規子さんが

「感性の豊かな寺子屋の子供たちが集うキャンプで

生の演奏を届けたい。」と企画を申し出てくださり実現しました。

当日は佐久穂の「石田恵ピアノ教室」の生徒さん

保護者の方達、そしてキャンプに参加した子供たちがセッティングに大活躍して

真実さんのパワフルな本物の演奏を聞くことができました。

みんなそのパワーに圧倒されて「かっこよかった」と。

自分の目の前で起きた素晴らしいパフォーマンスに大きく心が動いた夜でした。

2回目のキャンプは

支援学校の生徒さんがたくさん参加してくれました。

その中のお一人がお家に帰られてからお手紙を送ってくれました。

「僕を一人の高校生として接してくれたことが

とても嬉しかったです。農業のことについてもとても

丁寧に教えてくださってわかりやすかったです。」

そして長野への引っ越しを本気で考えているとのこと。

みんな、身体にハンディがあったり

表現が思うようにできなかったり

たくさんのものを抱えているのですが

心の中に刻まれたものがしっかり表現されて

こちらが感動しました。

そして農業のお手伝いもしっかりしてくれました。

かぼちゃの収穫、お客様への発送のお手伝い

ミニトマトの収穫、そして重い肥料運び。

「農業は本当に大変だとわかりました。でも味がスーパーのものとは

全然違いました。」と感想に書いていました。


夏が終わり、教室で再会した子どもたち。

見えないところに何かがまかれ、しっかり育っていることを実感しました。

キャンプはこ外側だけには見えないものをしっかり

体験できるやはり大切な機会です。

そんなたくさんのおみやげをまたいただいて

2学期が始まりました。

寺子屋のお誕生月9月。また新しいページが始まります。






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母の涙と笑顔

   
寺子屋は面談月間なので

この2日間で10人ほどのお母さんたちと

面談をさせていただきました。

最近お目にかかった方もいれば

10年以上もお付き合いさせていただいている方もいます。

毎回本気トークで臨まさせていただいています。笑

「お母さん、自分を責めなくて大丈夫です。」

この言葉を何回今回も投げかけたでしょうか?

子育てはどの人にとっても

「初心者」から始まります。

手のかからないお子さんだとしても

小さな悩みから大きな悩みまで押し寄せてくるのが子育てです。

でももし大きな悩みと子育ての最中に出会ってしまったら

そこからがお父さん、お母さん、周りの人たちにとっても試練になります。

その中でもやはりお母さんの試練はとても大きいです。

みんな「あの時ああすればよかった」「私のあそこがいけなかった」

と必ず自分を責めることを始めます。

自分でも気づかないくらい息をつめて責めるのです。

だから

「お母さんのそのお子さんを思う思いがそのままお子さんには通じてますよ。」

と言うとみなさんほっと緩んで

涙を流されます。

緩むってとっても大事だと思います。

緩むと息が入ります。そこに新しいエネルギーが生まれます。

そして新しい流れが始まります。

その繰り返しだなあ。と自分のことを含めて思います。

だけどそれは一人ではできないんです。

家族だけでもだめ。

いろんな方向からのかかわりの中で生まれるものが大切なんです。

できれば本気の!

そうやって時間を過ごしたお母さんたちのなんて太い命の綱。

その綱も今回しっかり見せていただきながら

今度はガハハと笑って

人のもつ力強さに感動したり、力をいただいたり。

こんな素敵な命の交流をさせていただく幸せを感じた2日間でした。





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子育ての仲間

   
世田谷で寺子屋を始めて、10年ほど経って私の一番上の子も小学校に入る頃、子育ての悩みや情報交換をする「親の会」が始まりました。
勉強が少し遅れている子、学校に行けない子、元気の良すぎる子、いろんな悩みが持ち寄られました。
ひとつきに一度ほどの集まりに5〜6人の母親たちが集まり、お茶を飲みながら2時間ほどざっくばらんに話す会でした。みんなでいろんな話をするうちに「子どもの問題」だと思っていたことが、だんだん「自分の問題」であることに気づいていくことが多く、それは夫との関係や、自分の生い立ちへと繋がっていきました。
当時「ホリスティック教育」、「ホリスティック医学」などの概念が日本にも入って来ていて、「心、身体、魂」という全体からアプローチが必要であるという考え方が広まりつつありました。「ここはなんでも話せる場」であるという安心感の中でみんなで心をリラックスさせて心理学に基づいたワークを取り混ぜたりして、毎回参加者が自分の深いところで変化が起きていることを感じました。
回を重ねるごとに自分が「問題」だと思っていたことを仲間と共有することでそれが「自分だけの問題でないこと」への気づきが始まりました。「問題」は消えた訳ではないのですが、「見方」が変わったことでその人の中に「変化」が起こったのです。そういう仲間たちの存在は私自身の「子育て」においても本当に大きな宝を与えてもらいました。それは今、保護者の方たちと向き合う時に私の大切なベースになっている部分なのです。
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たいせつにしたいもの

   
寺子屋の教室にいると

そのときにいる生徒たちが出している

今を生きている若いエネルギーがどんな空気を

出しているのかをリアルタイムで

感じることができます。

今を迷いながら、楽しみながら、抜け道を探りたいと思いながら

自分の方向を見据えながら

ひとりひとり全然違うエネルギーを出しているのがわかります。

でも根底にあるものは本人もわかっていないくらいの

あり余るその本人から出されているその子の持つ力であることが

はっきりわかります。

そのエネルギーが培ってきたものが今の教室を作って来た。

「寺子屋の壁は卒業生や夫や子ども達が塗ったんですよ。」

するとあるお母さんが言いました。

「だからこんなに気を感じるんですね。ほかにはない

ていねいな空間だという気が。」

そう言われてはっとしました。

ここの空気はみんなが作り上げてきた空気感であり

積み重ねの集大成であると。

これまでここで学んで来た仲間達の作り上げて来た空間。

だからわたしはこの教室にいると

自分の深いところに出会える気がするのです。

寺子屋の日々と子ども達の時代の変化を

少し心配になったり、悲しく思うこともあるのですが

この教室に流れるこの子ども達の楽しく、次を感じることのできる

エネルギーがあるかぎり

まだ大丈夫、と思えるのです。

学校でおきていること

社会でおきていることがどれだけ悲惨で

世の中の流れがどこに向かっているのかが見失いそうになろうとしても。

今日もテスト勉強でがんばっているみんなの姿、声、表情、動き。

そのことから大事なメッセージを受けとっています。

みんなの目の奥にあるものからきちんと受けとっています。

今日もおつかれさまでした。

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あたたかきつながりに助けられて

   
人はいろんなつながりの中で助けられて生きているものですが

最近何回か50年の人生の細い糸をはっきり感じた出来事がありました。

寺子屋ができた頃スタッフをしてくれていたご近所のKくん。

同じ小学校、中学校、高校とかなりご縁をいただきました。

ずっとボーイススカウト畑で培ってきたリーダー力。

児童館のキャンプでのボランティア仲間としても

ロープワークや発案力のすばらしさで私より5歳も年下でしたが

とっても頼りになる存在でした。

寺子屋も初動期の時期にキャンプなどでもその力を発揮してくれて

子ども達からも頼れる兄貴として慕われていました。

そのKくんがなんと佐久穂町で毎年行われている

「ツールド八ヶ岳」に毎年参加しているとの事。

佐久穂町の寺子屋として活用している「ハナレ」に

競技会前日お仲間と一緒に泊まってくれました。

小学生のときから一緒に活動して来た旧知の友人が

また新しく始まった私たちの取り組みに

かかわってくれるという幸せな時間が流れました。

少しの時間主人も一緒にお仲間と共に語らいお酒を酌み交わし

長い時の中で育てて来た自分たちの人生を祝福するような時間でした。



もうひとつは最近ちょっと深刻なことで会議があり

少し気が重いことを抱えながらの場だったのですが

そこに私の出身校の先輩が偶然いらして

その方の発言に本当に救われました。

自分の大切にしている核となる部分を同じように持っていらっしゃる方

の存在は自分を客観的に、ニュートラルな自分を保つためにも

本当にありがたかったです。

自分の出身した学校の精神=スピリットをかいま見てとてもうれしくなりました。

その会議にその方がいてくださったことが神様の采配のようにも感じられたのでした。

54年生きて来て、細い糸をずっとつむいできたけれど

その糸は少し形になったのをみることができた二つの出来事でした。

私の現在はそのつながりの賜物。これからもそのことに感謝して

また糸をつむいでいこうと思います。

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